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   06年春作業 【種籾を目覚めさせる】の巻
まず手始めに、寝ている種籾の芽を覚まさなければなりません。その仕掛けを紹介します。 昨年の米作りへ




ご存知コシヒカリの種籾です。

昨年から新潟県全ての種籾はコシヒカリBLとなりました。
なので自家採取による種籾の使用は禁止です。
コシヒカリ種籾は全て買わなければなりません。

ところで、ご覧のように種籾は乾燥してパサパサの全く寝てる状態です。
これを目覚めさせ、活動させてやらなくてはなりません。
それが春一番の仕事になります。

この一粒一粒が芽を出し、秋には黄金の田んぼに変わるのです。

種籾は寝ているのです、選別して袋詰め
今シーズン使うコシヒカリ
種籾の量は280kg
ネット袋28個になります。
種籾には良くないものも、少しまぎれこんでいます。その判別は粒の重さで判断するのです。私は風選という方法で選別します。「軽い種籾は飛んでしまう。」その後10kgづつネット袋に入れ準備完了です。

病気を予防をして健康な種籾に
昨年から認可された微生物農薬を使い、種籾の消毒を行ないます。
化学薬品ではなく、微生物の力を借りて種子に付いている悪い菌を活動できなく
してやるのです。結果苗が病気にならない、という全く新しい形の農薬?なのです。

環境にもやさしく、使用後の廃液は全く害になりません。
もちろん新潟県特別栽培米認証の農薬です。

200倍の水に溶き、種籾を24時間浸します。

左画像クリックで説明ページへ

ゆっくりゆっくり芽を覚まさせます

微生物農薬で病気を防いだ種籾を、今度は水に浸けます。

コシヒカリは発芽しにくい品種なので、この水に浸ける時間が大切です。
積算温度で120度以上、水温が8度であれば15日以上水に浸ける必要があります。
そうすることで、種籾はゆっくりゆっくり芽を覚ますのです。
その間、何回も水を換え新しい水に浸し、酸欠になるのを防いでやります。

この作業を怠ると後で大変なことになります。

目覚めてる最中です
3日に一度程度水を換えて、酸欠にならないように注意しながら目覚めさせます。
タップリ水を吸うと飴色で透き通ったようになってきます。この作業を浸種といいます。
種籾が飴色に変わりつつあります。
胚芽と胚乳の違いが分かるようになってきてます。

>>【次は芽を出させる】の巻

コシヒカリの産直 そうえん農場は北越後、新発田市に米作りをしている百姓です
新発田市は食と農の資源循環型社会づくりに取り組んでいます
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