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百姓、米つくりも、なかなか苦労があるのです。皆様が知らない苦労話を紹介します、ご笑読下さい。(^^)


その2  チクチク 
籾の表面に細かい毛が生えている
 稲の籾には細かい毛が生えています
 左の画像でお解かりでしょうか?籾の表面に細かい毛がびっしり生えています。
この毛が厄介者なのです。乾燥した日に刈り取ると、この毛が取れて、モウモウと煙のようにコンバインの廻りに立ち昇ります。
当然作業者の私は、それを吸ったり、また体に付きます。
 刈り取った籾を乾燥機に入れ、水分約15%まで乾燥しますが、その時も
この細かい毛が埃となって出てきます。乾燥機の上部には数センチほど、
この埃が積もってしまうのです。
 「チリも積もれば山となる」ではないですが、パウダー状のこの埃は農家には
厄介者なのです。この埃が体に付くと、チクチクしてしょうがありません。
人によっては皮膚がかぶれたり、喘息のような症状を発症する人もいます。
 乾燥機はこの埃を外へ排塵する装置が付いていますが、外へ出た埃が民家へ流れて行きます。だから現在は民家のそばに農作業場を置けないのです。
 しかし、このチクチクが出ると収穫の秋と感じるのは農家だからでしょうか。
 コシヒカリは特にこの細かい毛が多い品種です。

その1  精米
 皆様にお届けしているコシヒカリは玄米で貯蔵しております。
それを注文に応じて白米にしているのですが、その精米作業も
なかなか気を使うのです。精米する白度が問題なのです。
摺り過ぎてもいけない、また摺り足らなくてもいけない。ここは機械操作でも勘が
ものをいいます。白度の違いによって味も変わってくるのです。
精米中に話しかけられるのは最も困ります。それほど神経を集中して
作業しているつもりです。

 また、異物混入が問題です。異物は機械が除去してくれるのですが、米粒の変質米が困りものなのです。
茶色の粒、虫害による斑点米、死米、これはなかなか機械では除去
しきれません。
目視での確認が大切な仕事です。
 
 玄米はまだ半製品なのです、それを発送直前に精米して摺りたての米を食べていただく、これが農家産直の強みと思っています。また、そうする事で皆様に摺りたての味を楽しんでもらえると思っているのです。
この一升枡は昔から我家の宝です

コシヒカリの産直 そうえん農場は北越後、新発田市に米作りをしている百姓です
新発田市は食と農の資源循環型社会づくりに取り組んでいます
〒959-2411 新潟県新発田市横岡1910−1
下條荘市
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