「さみだれを集めて早し、最上川」 芭蕉の有名な句です。
この度、デジカメの撮影テクニックを学びに山形へ行ってきました。
撮影場所は農家の仕事現場、作業場、田んぼなど様々ですが、
最上川の上流のビューポイントも撮影場所になりました。
最上川が大きく蛇行する場所で、夕日が山に沈む格好の
撮影ポイントなのです。
陽が傾き始めた頃、光は刻々と変化し始めます。夕焼けの空の色、
それを映し出す水面、まるで山水画のような山並み。
どんどん光が変化していくので露出を合わせるのが大変です。
今まで我流で、ただなんとなく撮っていたのですが、今回の勉強会で
少しですが撮り方が分かったような気がします。写真は奥が深いのです。
最上川は日本でも有数の大河、そして急流で有名です。しかし
このポイントは上流でありながらゆっくり流れる、異質な場所でした。
背景の奥の山並みを越え、日本海へと流れ込む雄大な川なのです。 |