その43  麦秋  07.5.30
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 麦が実り始めました。

 新潟なのに麦?と思われる方も多いと思います。毎年麦を作ってる訳ではなく、これから基盤整備工事を行う区画に、昨年の秋麦を播き、刈取ってから工事に入るのです。
 田んぼを大きくする土木工事なので、夏の間に行うのが通例なのです。米を作るよりはるかに収入は少ないですが、田んぼが良くなる工事を行うため仕方ありません。

 廻りの田んぼには稲が植えられていて、水が張られていますが、麦畑はこれから収穫するため、黄金色になりつつあります。
 まさに麦の秋、麦秋(ばくしゅう)ですね。
 昔は麦を収穫してから稲を植えたことがありますが、コシヒカリ全盛の今はそのような事はありません。麦畑を見るのも久しぶりな気がします。

 これからはバイオ燃料用として穀物の栽培が奨励されるはずです。転作田にはバイオ燃料用の穀物が植えられる日も近いでしょう。

 近い将来、稲だけであった新潟平野に異変が起きることは間違いありません。

基盤整備とは今の区画の田んぼより大きな区画(50アールから100アール)に作り変え、
作業効率を良くする工事のことです。6月から始まり来春には完成します。