今日は朝から快晴です。そして気温も上がり春の陽気です。
良い天気で困る事は普通はないのですが、この度ばかりは素直に喜べないのです。
上の画像を見て分かるとおり、下界には全く雪がありません。一番高い飯豊連峰の稜線(2000m級)は真っ白ですが、中段の稜線(800〜1000m)では木々が黒々と見えています。一番下の山々は(200〜300m)は全く雪がありません。もちろん下界の田んぼにもありません。
今頃は全て真っ白の白黒の世界なはずですが・・・。
吹雪で車が立往生したり、吹溜りに突っ込み動かなくなったり、電車が遅れたりする時期なのです。
農家にとって暖冬は春から夏の気候が心配でなりません。
まず困るのは水不足。山に雪が無いということは、春から夏にかけて必要な農業用水が足りなくなる恐れがあります。
稲は春から夏にかけて大量の水を必要とするのです。
次に心配なのが冷夏です。冬が暖かい年は必ずと言っていいほど冷夏になります。冷夏は米の減収をもたらします。
政府は米の備蓄は十分と言っていますが、数年前の米不足を思い出して下さい。現在は、あの時より米の備蓄は少ないのです。
ここまでくれば平年並の降雪は、もはや望めません。2月の天候でどれだけ降るか積るかですが、期待は持てません。
このような冬は、私も生まれて初めてです。地球温暖化、エルニーニョ、
なにか少しずつ狂い始めているようです。
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