数年前から夏になると欲しくなるものがありました。
通称ガチャポン、手押しポンプというやつです。
昔はどこにもありました。庭先や畑、学校の校庭にもありましたね。夏になるとこのガチャポンをあおって冷たい井戸水で涼を楽しんだものです。
学校の帰りはこれで遊んで「みちくさ」したものです。ここから出る冷たい水でトマトやキウリ、スイカを冷やしましたよね。
なぜか夏になると欲しくなってくるのです。今の時代、蛇口をひねれば水が出るのはあたりまえ。冷蔵庫には常に氷があり、冷たい水を飲むことができるのですが・・・。
ついに手に入れたのです。元々井戸はあるので、そこに配管すればいいのです。鋳物製の重厚ないでたち、手であおってやらないと水が出ない。しかしそこから出てくる水は冷たく気持ちがいいのです。蛇口をひねって出す水道水とは全く違う水ですね。
このガチャポンで何をする訳でもないのですが。
小さな池の脇に据付け、たまにあおって水を出し楽しんでいるのです。
そうそう、トマトやスイカを冷やしてみましょう。
時がたてば錆が出てきて貫禄がつき、周囲にマッチすることでしょう。 |