その28  大雪になった  06.1.10
                                             目次へ戻る
 昨年暮れから降り続いている雪が積もり、当地区でも1mを越え始めました。吹き溜まりでは1m50cmはあるでしょう。十日町や津南のように4mの積雪からすれば、まだ少ないほうですが。除雪で積み上げた雪の山は
3mを超えて氷山のようになってしまったのです。

 12月から降り続いた大雪は珍しく、もうすでに屋根の雪下ろしを行なった家がほとんど。雪国に住んでいれば雪は当たり前ですが、さすがに毎日降られるとまいってしまいます。

 朝、除雪車の音で眼を覚まし、玄関前、車庫前、通路の除雪、これが朝の日課になってしまいました。
 当然生活にも支障が出てくるのです。野菜の高騰、灯油の高値、交通事故の多発、電車の遅れは当たり前の世界になりつつあります。
 時として雪景色は面白い光景を見せてくれます。特に晴れた朝夕の斜光時は思いもよらない幻想的な景色に変わるのです。雪原のでこぼこがシルエットで浮かんで見えたり、どこへ行くのか獣の足跡など。

 雪国の生活は苦しい、辛いだけでなく、いろんなところに眼を凝らすと、新しい発見がいくつも見つかる、不思議で美しい世界でもあります。

 今日もまた昼から降り出してきました。
 もうそろそろこのへんで、小康状態になってほしいのが本音です。