その24  柿を食べなくなった  05.11.27
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最近柿を食べなくなりました、なぜでしょうか?

 柿よりも美味しい果物がふんだんにある。
 収穫するのがめんどうだ。
 皮をむくのがめんどうだ。
 どこにもあって、食べる気がしない。
 どこかマイナーな果物だ。

 理由はともかく、本当に柿を食べなくなっているのです。このホームページにも頻繁に書いているのですが、「柿が赤くなると医者が青くなる」という諺があるくらい柿は体に良い果物です。
 甘くてジューシー、甘柿はそのまま丸かじり、渋柿は焼酎でさわして渋を抜いて食べたり、干し柿にして食べる。

 昔、ガキの頃、学校の行き帰りには、必ずネコババして食べたものです。遊んでいても腹がすいたら柿を食う。たまに渋い柿に当り吐き出す。
ということが常でした。そのような事が昔から行なわれてきていたので、
採る方も採られる方も当たり前の世界でした。

 しかし今は、柿がなっていても見向きもしません。それほど美味しいものを食べているのでしょうか?柿を収穫する時間が無いほど忙しいのでしょうか?

 飽食と気忙しさの世界で、なにかを忘れてきているようでなりません。

 野鳥もしたたかで、人様が収穫しないのを分かるのか、良く熟すまで待って食べに来るのです。この柿もあと2週間くらいで全て鳥に食べられるはずです。

 まさに MOTTAINAI もったいない なのです。

 私のミニ果樹園に柿を植える予定です。それも当地方にだけある甘柿
「でんない柿」を。この柿は黒砂糖の甘みがあるのです。

 また柿が見直される時期を夢見て。