先日、我が地域の下を横たわる断層、櫛形山脈断層帯の一つ、加治川断層の調査現地説明会が行われたのです。
この断層は政府の地震調査研究推進本部地震調査委員会が選定した、大規模地震を起こす可能性のある全国主要98断層の一つなのです。
30年以内にマグニチュード6.8〜7.5程度の地震を起こす確率が最大値で7%、この数値は主要断層中でも発生確率の高いグループに入るのです。
今回の調査は文科省が行った先回の調査の二次調査で、最終報告は平成18年3月頃になる見込みですが、それに先立ち地元に説明会が行われたのでありました。
この調査で分かったことは、直近では平安時代以前に断層の活動があり、80〜100cmの断層のずれを生じたことです。この時のマグニチュードは7前後と推定されるはずだそうです。
もしこの時代に人が生活していたならば、直下地震であり壊滅的な打撃を受けたはずです。
この断層は次に、いつ動くのでしょうか?
明日かもしれませし、1000年後かもしれません。
中越地震を起こした断層は、全くのノーマーク(想定外)だったことを考えれば、いつ動いてもおかしくないのです。
この断層の上に生活してる我々は、それなりの覚悟が必要ですし、日頃から防災意識を持つことが大切なのではないでしょうか。
中越地震から1年が過ぎました。あらためて災害について考えなくてはなりません。
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