餅つき大会から餅食べ大会へ 11.10.23

Posted at 10/23 農作業もまた楽し »

当地区の小学校で収穫感謝祭を兼ねた、餅つき大会が開催されました。
5年生が育てた田んぼのもち米を搗いて、餅で食べる。
簡単に言うと、「作ったものを食べよう」という企画です。

もちつき大会.jpg

この行事は歴史があり、もはや数十年続いています。
小学校には学校田があり、そこで収穫されたもち米で餅を搗き、その餅を皆で食べる。いたって単純な行事ですが、この単純さが長続きする秘訣でしょう。

この行事は歴史の中で紆余曲折がありました。
一番の問題は生徒数の減少。これにより学校は統合し三校あった学校が一つに。
学習指導要領の改訂。これにより、この餅つき大会も大きく変わりました。
O157問題、これは「やりたくない派」の言い訳であり陰謀でしょう。

以前は地域で杵と臼を持ち込み、早朝からガスコンロでもち米をふかし、生徒も親も一緒に食べる分を搗いたものです。しかし今は餅つきはデモンストレーション、少しだけ搗いて、あとは業者が搗いた餅を食べるだけ。
極端に言うと「餅食べ大会」に変わってしまいました。

良い悪いは別次元で論議してもらいたいのですが。「餅を搗く」という行為をしっかり伝えて行って欲しいものです。
親が「餅を搗く」という行為が分らないのが最大の問題なのでしょう?これには私ども世代にも責任があるわけです。

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