決断は栽培者 10.7.15
Posted at 07/15 記事URL » 農作業もまた楽し »
稲の中には穂の赤ちゃんが育つ時期となりました。
丈夫でたくさんの穂を付けるためには当然栄養が必要です。
画像は早生種「こしいぶき」に穂肥を散布している様子。
茎を一本引き抜きナイフで中を確認したら約5mmの幼穂(穂の赤ちゃん)が確認できました。葉の色もかなり薄くなり養分が切れかかってきているようです。ここで大きな穂を出すため、いっぱい米粒を付けるため肥料を散布しなければなりません。
動力散布機に肥料を入れ背負うと30kgの重さになります。背負いながら田んぼに散布するのは、かなりの重労働。でもこれをしないと収量は増えませんし稲が栄養失調になってしまいます。
夏の穂肥散布は作業者には辛い仕事ですが、おいしい米を多く収穫するには欠かせない仕事なのです。
しかしこの穂肥の散布時期と量を間違えると、稲の倒伏ということになりかねません。ここの見極めは様々な情報が関係機関から流れますが、決断は栽培者が行います。
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