遷都1300年祭会場見学でかなりグロッキーモードになり、陽も傾いてきたのですが、まだまだ初日。にわか学芸員になったウスラバカ連中は、こともあろうに奈良国立博物館へと足を伸ばしたのです。入る前から知っていたのは「たぶんエアコンが効いてるから涼しい」位の知識しかなかったのです。案の定涼しいのですが肝心の展示物は何も知らない訳で・・・。まあ避暑に入ったようなものでした。

翌日から本格的なお寺巡り。
今回の旅行のサブタイトルは「大人の修学旅行」、となれば東大寺の大仏からでしょう。二日酔いの気だるさと鹿のウンコに気をつけながら、学生の時来たかすかな思い出をたどりつつ奈良公園界隈のお寺巡りとなったのです。東大寺、二月堂、三月堂、春日大社、興福寺などは学生の時来ていたはず、しかし記憶に残っているのは東大寺の大仏のみ。35年以上前の記憶はとうに消去されていました。

今回一番見たかった仏像は興福寺国宝館にある阿修羅像、イケメンな顔立ちで最近奈良の仏像で人気が出ている国宝の一つ。じっくり拝見してきましたが、やはり人気が出るわけです。なかなかのイケメンでした。（撮影禁止なので画像はありません）たぶん天平の時代も今も、好みは大して変わらないようです。

午後は車で斑鳩へ。唐招提寺と法隆寺の見学です。
当然昼は生ビールをしこたま飲んでいるわけで。ジリジリの太陽が容赦なく頭上から降り注ぐ境内は、暑さと酔いの気だるさとの戦いでもあったのです。
聖徳太子の素顔と曽我氏滅亡の謎を解明するべく向った法隆寺は暑さと酔いで、もろくも惨敗したのでありました。

次回は京都の穴場を行く。

コシヒカリと越後姫、枝豆大峰かおりの産直、そうえん農場