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   田舎の身近な情報を写真と短いコラムでお知らせします。


NO37  晩秋  11月22日
秋が深まってきました。
色付いた葉も、秋が深まるにつれ落とし始めています。
この頃、たまに天候の良い日があります。
晩秋には相応しくないポカポカ陽気の日が、たまにあるのです。
その時の朝は山沿いに深い霧がかかることがあります。その霧は、
まさに幻想的で、包まれた人を別世界へといざないます。
朝、早起きすると、このよな景色にめぐり合うことがあるのです。
この霧も朝の内で、すぐに消えてしまいます。

NO36  小学校稲刈り  9月22日
今年も地元小学校で恒例の稲刈りが行われました。
春の田植から生徒が育てた、コガネモチという、もち米です。
シニアクラブ(高齢者)の指導で鎌で刈取ります。
最初はなれない手つきですが、すぐ覚え上手に刈取る
ことができました。
しかし、まらけ作業(束ねる)はなかなかうまくいかないようです。
これはやはり「昔取った杵つか」シニアの方々のように
はいかないようです。
左画像まらけ作業

NO35 梅雨明け  8月1日
やっと梅雨があけました。
今年の天候は異常で、平年であれば7月20日前後に梅雨明け
するのが、今年は7月下旬まで延びました。
気象台があけたもよう、といっても曇りや雨の日が多く、
スカッとした夏空と入道雲にはお目にかかりません。
稲にとっても梅雨明けは大切で、穂を作る大切な時期に
天気が良くないと美味しい米は出来ません。

右画像コシヒカリの穂肥散布

NO34  枝豆  7月21日
夏の楽しみといえば、ビールと枝豆でしょう。
汗をかいて帰ってきてからのビールと枝豆は最高のごちそうです。
しかし枝豆が生っている姿は見たことのない方も多いと思います。
枝豆は大豆の種類で、さやに実が入りまだ緑の時に収穫します。
枝豆は鮮度が命で、時間と共に味が落ちます。我家では夕方収穫し、
すぐ茹でて夕食に上ります。
新潟の枝豆(茶豆)は全国的に有名で、多く出荷されています。
私も来年よりネットで販売しようと考えてるところです。
ご期待下さい。

NO33  岩魚  6月21日
暇を見つけて、山形県の朝日連峰へ岩魚釣りに出かけてきました。
今時めずらしい台風後の清々しい気候で、ブナの新緑が眼にしみます。
山深いブナの巨木が生い茂る森にテントを張り、いざ沢へ。
釣果は画像のとうり、まあまあです。
枯木を集め火をおこし、焚き火であぶった岩魚の味は格別です。
身も心もリフレッシュした一時でした。
年々岩魚の数が減少して、幻の魚とも言われています。

これは釣り人の増加にほかなりません。小さい岩魚はリリースして
いくべきでしょう。

NO32 ラベンダー  6月4日
ラベンダーの花が咲き始めました。これが咲き始めると初夏です。
独特の爽やかな香りが漂いはじめました。
毎年実生で育てるのでだんだん増えてきて、かなりの面積に
なっています。通りがかりの人が足をとめて見ていきます。
全部開花しないうちに刈取り、陰干してポプリを作り楽しんでいます。
北海道を家族旅行したとき、富良野のラベンダー畑に感激し、
少づつ増やしてきたのが、見栄えするまでになりました。

NO31 防虫ネット 5月29日
我家の畑に白いトンネルが出現しました。
野菜を害虫から守る防虫ネットです。
畑に蝶々がヒラヒラ飛んでる光景は、のどかな雰囲気ですが、
その蝶々は野菜に卵を産みに来るのです。
やがて卵は孵り幼虫となり野菜を食べ始めます。
農薬をかければ済むのですが、それをしたくないための処置です。
このネットは光と水を通す優れものです。

NO30 れんげ草 5月18日
減反の田んぼに、れんげ草が咲き始めました。
これは減反(田に稲を作れない)に、れんげ草の種を播き、
花が終わる頃、れんげ草ごとトラクターですき込みます。
そうすることによって、地力が上がる、という地力増進作物という
名目の減反の仕方です。
本当は稲が植えられてるはずの所に、綺麗な赤と白の花が
咲いています。
これも最近は見慣れた光景になりました。

NO29  五月晴れ  5月2日
五月晴れの良い天気が続いています。
鯉のぼりが気持ち良さそうに大空に泳いでいます。
長雨の後の晴天は気持ちいいです。農作業もはかどり代掻きに
入りました、田植えももうじきです。二日植えたら、二日代掻きの
ペースで行くつもりです
春の最も忙しい時期ですが、この天気のように晴々と行きたい
ものです。

NO28  山桜  4月29日
加治川村の東側に日本一小さい山脈、櫛形山脈があります。
その山脈のほぼ中央に国の天然記念物に指定されている
山桜の樹林帯があります。
最も多くあるのは橡平という地帯で数千本の山桜が花を咲かせます。
自然交配で相当の種類があるそうですが、大きく分けて紅山桜、
白山桜の二種類でしょう。
橡平は今満開を迎えています。
白と薄桃色の花の織り成すコントラストは圧巻です。

NO27  春の息吹 4月1日
つくしが顔を出し、ゼンマイがにょき、にょきと伸び始めてきました。
このゼンマイは通称「男ゼンマイ」で胞子葉です。
食べられますが、美味しくありません。
この次に出てくる葉が美味しいのです。
この男ゼンマイは採らずにおきます。
つくしも食べられます、ひたしや天ぷらなどが美味しいです。            
山菜が顔を出し始めてきては、もう春本番です。

NO26   クロッカス畑 3月26日 
加治川村より北へ約15kmの町、荒川町は全国有数のクロッカス栽培
の町です。
出荷は球根ですが、収穫前には一斉に花を咲かせます。
黄色、白、紫、etc、様々な色の花が楽しめる時期です。
今、原色の花の絨毯で、通りかかる人の眼を楽しませてくれています。
球根の肥大のために花はこれから摘み取られますが、
春を告げる風物詩として、今の時期定着したようです。
いよいよ田へトラクターが出て行く知らせのようなものです。
次の花は、梅、桜、そしてチューリップでしょう。
NO25  春がきた 3月15日
いよいよ待ちに待った春が来ました。
よく言ったもので、暑さ寒さも彼岸までです。
雪国に住む者にとって、春が来る事は特別に嬉しいものです

長い冬、寒い冬、辛い冬が終わって、ポカポカ暖かくなると、
なぜか気持ちまでウキウキしてきます。
秋から冬にかけては非常に寒く感じますが、冬から春にかけては、その分暖かく感じます。
ネコヤナギが芽をふき、フキノトウが顔を出せば、もう春。
いよいよ農作業の開始です。自ずと気合がかかります。
NO24  折り紙教室 2月22日
村の団体、ふるさと塾主催で、子供向けの折り紙教室が開催された。
ひな祭りが近いことから、お雛様の折り紙作り。
子供は意外と覚えが良く、テキパキ折るが、指導する大人のほうが
うまくいかない。
約2時間、飽きずに、夢中で作れば、時間はあっという間。
しかし、このようにして教えなければ折り紙が出来ない時代
なのだろうか。昔は子供同士、先輩に教わりながら折ったものだ。
NO23   賽の神  1月13日
 毎年小正月に,賽の神という行事が行われる。
本当は1月15日であるが、現在休みの関係で1月のハッピーマンデイに
する地区が多い。(成人の日)
 竹で骨組みを作り、稲藁で周囲を囲う。中に萱などをつめ、高さ3〜4m
の円錐形に作り上げる。
 そこに昨年の古い御札や正月の松飾りなどをいれ、火を付け燃やす。
この火でスルメや餅をあぶって食べると、一年中風邪などひかない、
という言い伝えがある。竹が燃えて弾ける音が心地良い。
 昔は宗教的意味合いが強かったらしいが、現在は古くなった御札
などを焼くいい機会である。当然大人達は終わってから宴会。
 正月ムードもこれで終わり、そういうけじめの行事になってしまった。
NO22   冬晴れ  03年1月9日
雪国でも、時として晴天になることがたまにある。
夜から晴れていると放射冷却で朝方どんどん気温が下がり、
−5℃位まで下がる。
表面がシャーベット状に融けた雪が、ガチガチに固まり
人間が歩いても埋まらないで、どこまでも歩いていける雪原が誕生する。
この状態になると雪の上を縦横無尽に歩き廻れるのだ。
通称「しみわたり」と言い、子供の頃はこうなるのが楽しみだった。
朝の通学はしみわたりで近道して行ったものだ。
この現象も朝の内だけ、気温が上がれば歩けなくなる。
久々のしみわたり、童心に返り歩き廻った。